トウモロコシ畑はジャングルみたい!(小学生の収穫体験)

2009.07.03.fri/新稲6丁目

トウモロコシ畑はジャングルみたい!(小学生の収穫体験)

7月3日(金)、午前9時40分。
南小学校の3年生89人と、西南小学校の2年生など116人、合わせて200人以上の小学生が、新稲6丁目のトウモロコシ畑にやって来ました。
 畑の所有者・稲治寛一さん(78歳)は、毎年この時期に子どもたちに畑を開放して、トウモロコシ収穫体験の機会を無償で提供しています。
 稲治さんから説明を受けたあと、いよいよ収穫です。大人の背丈より高いトウモロコシ2500株が立ち並ぶ畑は、まるでジャングルのよう。軍手をはめ、ビニール袋を持った子どもたちは、生い茂った葉の間を、一列になって進んで行きます。茎の途中にあるトウモロコシの、一番上に成っているものを、下に折り取るようにしながら、最後はややねじるようにして取っていきます。初めてながら、わりとすぐコツを覚えて、子どもたちは一人三本ずつトウモロコシを収穫しました。
 このトウモロコシは「ハニーバンタム」という種類で、アメリカから取り寄せた種を3月下旬にまいて、ある程度育った苗を畑に植えているそうです。完全無農薬で、周囲にはカラスよけのネットを張りめぐらすなど、大変な手間をかけて育てられたこのトウモロコシ。学校でも「ただ収穫させてもらうだけでは、子どもたちにありがたみが伝わらない」と、苗の植え付けの見学や、栄養士によるトウモロコシの話、茎を持ち帰って子どもたちに絵を描いてもらうなど、総合的に学べるよう工夫しているということでした。
 トウモロコシの他にも、ジャガイモやタマネギなどの畑を各小学校に収穫体験の場として提供している稲治さん。高齢ということもあり「いつまで続けられるか」と話しつつも、元気な子どもたちの姿に目を細めていらっしゃいました。

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