正置友子さん講演会「戦前・戦中・戦後の絵本」

2019.08.10.sat/コムカフェ

正置友子さん講演会「戦前・戦中・戦後の絵本」

 1930年代から1945年まで、戦前・戦中・戦後、子どもたちがどのような絵本を読み、影響を受けたのか。絵本の歴史から平和について考える講演会が開催されました。
 講師は、1973年に千里ニュータウンに青山台文庫を開設し、2009年から絵本学研究所を主宰する正置友子さん。かわいい動物が表紙の絵本を開けると、猿が軍服を着て勇ましく飛行機に乗っていたり、小学生の男の子が軍服を着て敵に剣を突き刺している絵が表紙になった絵本や、「お子さんが兵隊さんになるためにご指導ください」と保護者に向けた文章が絵本に添えらているものもありました。来場者たちは、当時の状況を想像しながら、真剣に正置さんの話に耳を傾けていました。

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