10月10日、「箕面富」

2019.10.10.thu/箕面山瀧安寺

10月10日、「箕面富」

 宝くじの起源とされる富くじ「箕面富(みのおのとみ)」が、箕面山瀧安寺で行われました。2009年に146年ぶりに復活し、毎年10月10日に開催していましたが、昨年は台風の被害により中止。2年ぶりの開催となりました。
 富くじは、身体健勝・商売繁盛に強いご利益があると知られ、江戸時代に人々に親しまれました。興行主が番号入りの富札(とみふだ)を発売し、別に用意した同じ番号の木札を箱に入れ、期日に箱の小穴から錐(きり)で木札を突いて当たりを決め、「福」を授けるというもの。当時は、古今東西多くの人々が箕面富の福を求め、瀧安寺は大賑わいだったと伝えられています。復活後も古式に則った方法で行われています。
 筑前琵琶の演奏が奉納されたあと、富箱に番号を書いた木札を入れ、住職が富箱の小穴から錐で木札を突いて当たり札を順に決めていきました。境内には富を得ようと多くのかたが訪れ、「大福御守」「招福御札」の当たり札を見守りました。

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