十人十色展
2020.09.28.mon/レンタルスペース「トライアングル・ギャラリー」
桜井2丁目の国道171号沿いにある「桜井市場」内のレンタルスペース「トライアングル・ギャラリー」で、10人の作家のアート作品をあつめた「十人十色展」が、開催されています。
7月に開催されてから2カ月が経ち、今回は秋色満載の作品がアートに飾られています。作品は、トウモロコシの皮を裂いて織り込んだお守りや、バリのビーズを使ったアクセサリー、布の動物たち、シルクや麻などの手織物、ガラス細工、雑貨などで、出展する作家の世代もさまざま。「十人の異なる個性があつまって、十色の彩りが輝く展覧会になってほしい」という、オーナー・中谷雅代さんの思いを受けて集まったアートは、今回も、まさに「十人十色」です。
ピンクのクリスタルがポイントのワイヤーリングを購入した女性は、「同じ桜井市場内で飲食店を経営しています。店が休みになるのを待ってやっと見に来ることができました。このリングは、つけてみたときにハッピーな気分になったので購入しました。着ているワンピースにもあうのでうれしいです」と話していました。
☆「十人十色展」10月4日日曜日まで、お昼12時から夕方6時開催(木・金曜日休み)

大盛況!「リサイクル着物市」
2020.09.19.sat/箕面市立メイプルホールロビー
障害のある人もない人も共に働く「豊能障害者労働センター」は、箕面市内に4軒のリサイクルショップを運営するほか、定期的にバザーも開催しています。その中の一つ、「リサイクル着物市」が行われました。
着物には、冠婚葬祭や、お宮参り、成人式など、さまざまな思い出が詰まったものが多いですが、生活様式の変化や時代の流れを受けて、タンスの中にしまったままになりがちです。そんなタンスに眠っていた着物に、「もう一度と生き生きとよみがえってほしい」と感じているかたから提供されたものを販売するのが「着物市」です。着物はもちろん、帯や反物、和装小物などがたくさん並ぶとあって、着物好きのかたや、着物のリメイクをされるかたに毎年大人気です。
今年はコロナの感染防止対策として密を避けるため、例年の3分の2程度しか出品されませんでしたが、オープン直前には40人ほどの行列ができていました。
豊能障害者労働センターの藤田祐子さんは、「買ってくださったかたの中には、帯からウェディングドレスを作ったという人もいました。発想の豊かさにこちらが驚かされます。着物の概念をはずして楽しんでいただきたいです。ものを大切にして、人も生き生きと生きられたらいいですね」と話していました。
箕面在住の小西裕子さんは「着物が好きなので、今日も楽しみにしてきました。和裁をするので、反物と珍しい柄のコートを探しています。着物が傷んできたらリメイクして、ベストやチュニックを作ります。断捨離をしなければと思いますが、好きなのでつい買ってしまいます」と笑顔で話していました。リメイクは柄合わせが気にならないような、細かい柄のものから始めることがコツだということです。
また、最近では、バンド活動をしているかたが、ライブの衣装として艶やかな着物を購入されたりもするそうです。

ベガ・ムジーク「演奏と歌声広場」
2020.09.17.thu/箕面市立総合保健福祉センター アトリウム
箕面市立総合保健福祉センターの、芝生広場が臨めるアトリウムでは、定期的にバザーや無料の音楽コンサートが開催されています。
9月17日(木曜日)は、音楽グループ ベガ・ムジークによる「演奏と歌声広場」が行われました。ベガ・ムジークは、関西で主に活動するクラシックを中心にした音楽グループで、ここでは2カ月に1度、コンサートを開催しています。代表の堤純子さんの義理のお母様がアトリウムに隣接する老人保健福祉センターに入所されていたときに「アトリウムでコンサートができますよ」と声をかけられ、「たくさんの人に音楽を通じて元気になってもらいたい」と、約10年前にスタートさせました。クラシックや童謡唱歌などの演奏のほか、音楽にあわせて会場のみなさんが一緒に歌ったり、アットホームなコンサートとして人気です。堤さんが歌とピアノを担当し、毎回フルートやギターなど、演奏メンバーが変わるのが特徴。今回は、ビオラ奏者の大岡佳恵さんが参加し、「赤とんぼ」や「里の秋」などの秋の唱歌や「荒城の月」「アベ・マリア」などで来場者を魅了しました。
来場していた岩川幸子さんは「今日初めて来ましたが、クラシックだけでなく、いろいろなジャンルの音楽を、身近な場所で楽しめるのがうれしいですね」と話していました。
ベガ・ムジークの「演奏と歌声広場」は、奇数月の第3木曜日午後1時〜2時に開催されています。入場無料です。

阪急電車開通110周年記念 阪急電車と箕面展
2020.09.14.mon/箕面市立郷土資料館
箕面の発展に大きく関わった阪急電車の開通当時のようすが分かる資料や、箕面の移り変わりを紹介する企画展「阪急電車開通110周年記念 阪急電車と箕面」が、箕面市立郷土資料館で開催されています。
阪急電車は、箕面有馬電気軌道が、明治43(1910)年3月10日に、現在の「大阪梅田駅」から「宝塚」間と、「石橋阪大前駅」から「箕面」間を開業したのが始まりです。
企画展では、「箕面公園動物園」や「駅と線路の移り変わり」、「沿線の住宅開発」などのテーマごとに分かれていて、全部で100点以上の資料が展示されています。観光のメインとなる箕面大滝が描かれた絵はがきや、1910年に開園し、面積約3万坪で、当時、国内最大規模を誇った「箕面公園動物園」の写真のほか、沿線で開発されていく住宅図などがあります。
郷土資料館学芸員の小川沙弥子さんは「箕面に動物園や、ラケット型の線路があったことを知っていただきたいのはもちろんですが、解説文と展示物を照らし合わせていただくと、現在の桜井駅の北側に路面電車が走っていたことや、桜井駅の屋根の柱の一部に、古いレールが再利用されていることなど、昔と今のつながりや名残を発見できます。ぜひ箕面の今昔(こんじゃく)を楽しんでください」と話していました。
来場していた市内在住の武田佐里恵さんは、「3歳の息子が、電車が大好きなので見に来ました。昔の電車のヘッドマークや電車の模型に特に興味をもっていました。いつも利用している阪急電車が開通110周年とは知りませんでした。歴史が長く、すごいですね」と話していました。
■箕面市立郷土資料館 企画展「阪急電車と箕面」
12月9日水曜日までの午前10時〜午後5寺。木曜日休館。入場無料。

親子で楽しく「夏祭りごっこ」
2020.09.11.fri/阿比太公園(桜ケ丘1丁目)
親子で楽しめる企画を通して、子育てを応援するボランティア団体 NPO法人「はんもっく」は、箕面市内各地で、定期的に親子イベントを開催しています。
9月11日(金曜日)は、阿比太公園で、0歳から3歳児の親子対象の「夏祭りごっこ」が行われました。公園には、遊ぶための小道具がたくさん用意され、トイレットペーパーを的にして水鉄砲を飛ばしたり、しゃぼん玉や手作りの金魚をすくって遊んだり、子どもたちは大はしゃぎ。小さなハンカチをみんなで洗ってロープに干して、洗濯も遊びに取り入れて楽しんでいました。
初参加のお母さんは「コロナ禍で地域の夏祭りが中止になり残念でしたが、今日は縁日気分で、楽しく遊ぶことができました」と笑顔で話していました。
この夏祭りの企画は、毎月「外遊び」として実施されている中での企画で、外遊び企画は、阿比太公園のほか、小野原南1号公園や、みのおライフプラザの芝生広場「たのしーば」でも開催され、好評です。10月は、ハロウィンごっこをすることが決まっています。日程や問合せ先など詳しくは、NPO「はんもっく」のホームページや、箕面市広報紙「もみじだより」のオアシス欄に掲載されています。
親子で参加して、子どもたちも同年代のお友達と楽しく遊べ、お母さん同士が子育ての情報交換をしたり、交流を深める場にもなっています。

「歌ってきょうも元気!」ひじりバンド公開収録
2020.09.10.thu/紅葉の郷(稲6丁目)
懐かしい歌をみなさんと一緒に歌うラジオ番組「歌ってきょうも元気!」の、2020年10月分の収録が、特別養護老人ホーム「紅葉の郷」で行われました。
「歌ってきょうも元気!」は箕面で活動するさまざまなコーラスグループが、月替りで歌のナビゲートを担当し、ラジオの前のみなさんにも声を出して一緒に歌ってもらおうという番組です。
10月のナビゲートは「ひじりバンド」のみなさん。「紅葉の郷」のスタッフで結成されたバンドで、「紅葉の郷」のケアハウスとデイサービスの利用者を対象に毎月コンサートを開催していますが、今回は「歌ってきょうも元気!」の収録も兼ねて行われました。
コンサートでは、秋祭りをイメージして、天井からたくさんの提灯がぶら下げられ、男性メンバーはハッピ姿で登場。ギター、ウクレレ、三線、ピアノのほか、この日はゲストとして、太鼓やトロンボーンも加わって、幅広いジャンルの音楽を奏でました。利用者のみなさんは、「村祭」の曲では、太鼓の音に合わせて手拍子をしたり、懐かしい歌謡曲「憧れのハワイ航路」では、一緒に口ずさんだりして楽しんでいました。
「歌ってきょうも元気」は、月曜日から金曜日の朝9時と午後5時54分に放送中です。みなさん、ラジオの前でぜひ一緒に歌ってください。

助産師さんがサポート!フードコート、赤ちゃん連れファミリー専用エリア
2020.09.07.mon/みのおキューズモール
6月にリニューアルオープンしたみのおキューズモールで、赤ちゃん連れのご家族に耳寄りな情報です。みのおキューズモールのセンター棟2階には、約650席のセルフサービス形式のフードコートがあり、和食や麺類、韓国料理、ハンバーガーやスイーツなど、バラエティ豊かなお食事やティータイムを楽しむことができます。その一画に、靴を脱いでくつろげる、イス席のフロアよりも一段高い、小上がりになったエリアがあります。ここでは、0歳から1歳6カ月までの赤ちゃん連れのかたが優先して使用できる4人がけのテーブルが8台あり、靴を脱いで利用するので、赤ちゃんがハイハイしたり、持参したバスタオルなどを敷いて寝かせることもできます。
また、平日の午前11時から午後2時までは、子育て中のママのサポート活動を行う「みのおママの学校」の助産師さんが、食事中のママたちのお手伝いをしてくれたり、子育ての相談にのってくれたりします。
みのおキューズモールの江越香織さんは「リニューアルオープンするに当たって、地域のニーズを取り入れるため、座談会を行いました。その中で、子育て中のお母さんから「赤ちゃん連れでもゆっくり買い物をしたり、食事ができるようにしてほしい」というご意見をいただきました。それを取り入れたのが、このスペースです。地域交流の場、ママさんのリフレッシュの場として、多くのかたに利用していただきたい」と話しました。
利用するのが2回目という、2歳と生後1カ月の赤ちゃんを連れたお母さんは「助産師さんがいてくれるのがとても助かります。今日は下の子を抱っこしてもらっている間にご飯を食べ、授乳の相談にものってもらいました」と喜んでいました。
助産師の谷口陽子さんは「今はインターネットで情報があふれていて、かえって不安になる人もあるようです。子育て中のお母さんはとても大変。ここでゆっくり食事やおしゃべりを楽しんでリフレッシュしてくださいね」と話していました。
小上がりエリアには、ベビーチェアや、鍵付きのベビーカー置きも完備され、離乳食や麦茶、オムツが買える自動販売機もあります。赤ちゃん連れでゆっくりお食事を楽しめる専用エリア、ぜひご利用ください。

「草はらで虫捕り大発見!」
2020.09.05.sat/白島3丁目
箕面の林や草はら、池のまわりにいる、さまざまな虫を採集して観察する催しが、石丸3丁目の「とんど山桜園」周辺で行われました。
これは、草はらや田んぼなど、箕面市内の独特な、豊かな自然の中で、観察会の場を提供する「なかよし自然観察会」が企画した催しで、石丸の山際にある草はらや、五藤池の土手、さらに里山に入った白姫神社入口付近をフィールドに虫を採集し、それぞれの場所でどんな虫がいるのかを比べたり、採集した虫の生態をみんなで観察しました。
参加したのは5組の家族で、子どもたちは元気に虫取り網を持って、草はらをどんどん進み、次々と採集。バッタやキリギリス、カマキリといった昆虫のほか、トカゲなどもいて、採集した虫をお父さんに見せたり、虫かごに入れて眺めたりして楽しんでいました。
参加者の一人は「街中から少し入ったところに、こんな自然いっぱいの場所があることを知りませんでした。子どもらは喜んで虫を採っていました」と話していました。
「なかよし自然観察会」の代表で、日本自然保護協会=NACS-Jの自然観察指導員・若藤正典さんは「9月のこの時期は、緑豊かな草はらに、いろいろな種類の虫たちが集まって、楽しく鳴いています。そんな虫をねらってカマキリもやってきて、だんだん大きくなっていく頃です。箕面の身近な自然をぜひ楽しんでください」と参加者のみなさんに呼びかけました。

リコーダーフェスティバル
2020.09.05.sat/箕面市立メイプルホール小ホール
リコーダーが大好きな小・中学生のグループ「箕面市少年少女リコーダー合奏団」の演奏発表会「リコーダーフェスティバル」が行われました。
「箕面市少年少女リコーダー合奏団」は、週に1回、主に土曜日に、中小学校の音楽室で練習しています。コロナ禍で一時練習は休止していましたが、6月から再開し、この日のために練習を重ねてきました。
今回の演奏曲は、テレビアニメ「鬼滅の刃」のオープニングテーマ「紅蓮華」、Official髭男dismの「I LOVE...」や「宿命」、GReeeeNの「星影のエール」など、団員たちが選んだ大好きな曲たちがラインナップ。アップテンポで、リズムの取り方が難しい曲に挑戦し、うまく吹けないところを何度も繰り返して練習し、みんなで音を合わせたそうです。団では、「少ない団員ではありますが、それだけに各団員が普段からそれぞれ自分のパートを責任もって演奏するという自覚をもち、本番の舞台では緊張感と自信にあふれていました」と振り返りました。
コロナの影響で開催の可否をギリギリまで迷ったそうですが、子どもたちも発表の場をもて、保護者のみなさんも、子どもたちの練習の成果を見ることができ、会場は温かい拍手に包まれました。

114点の力作が並びました!「箕面市高齢者作品展」
2020.09.04.fri/箕面文化・交流センター市民ギャラリー
高齢者のみなさんの力作が並ぶ「高齢者作品展」が、箕面文化・交流センター地下1階の市民ギャラリーで始まりました。
箕面市老人クラブ連合会の会員や箕面市内の高齢者施設のみなさんが、この1年の間に創作した、絵画、彫刻、写真、書、版画、手工芸、造形物など、今年は114点が出品されています。
阪急電車を勝尾寺まで延伸させた、井野義夫さんのジオラマや、新型コロナウイルス撲滅の願いを込めて作られた、佐々木秀子さんの巨大タペストリー、上西笑子さんの、淡いピンク色と墨で描かれた椿の大輪の掛け軸、折り紙で箕面大滝をあらわした川勝良子さんの作品など、いずれも見ごたえのある作品に仕上がっています。作品には、「箕面市長賞」や、「社会福祉協議会会長賞」、「ご立派で賞」といった賞のほか、85歳以上のかたには「お達者で賞」が贈られます。なかでも、最高の賞となる「箕面市老人クラブ連合会会長賞」を受賞したのは、黄金に輝く富士山を描いた、荒木小夜子さんの絵画です。富士山の神々しい姿と美しい陰影が描かれています。
来場者は「黄金に輝く富士と、陰影がとても美しく、引き寄せられます」と話していました。また、会場では、作品を1点1点熱心に鑑賞する姿が見られました。
主催の「箕面市老人クラブ連合会」では「今年も素晴らしい作品ばかりで、みなさんお元気に活躍されています。ぜひご来場ください」と話していました。9月5日には、各賞の表彰式が行われるということです。
「令和2年度 高齢者作品展」は、9月4日(金曜日)〜8日(火曜日)まで、箕面文化・交流センター地下の市民ギャラリーで開催されています。入場は無料です。

ソーシャルディスタンス演劇に挑戦!劇団「すずしろ」
2020.09.03.thu/箕面市立メイプルホール小ホール
箕面を拠点に活動するシニア劇団「すずしろ」が、コロナ禍のなか、『ソーシャルディスタンス』演劇に挑戦し、9月3日(木曜日)、箕面市立メイプルホール小ホールで、無観客でのYouTube配信公演を実現しました。マスクやフェイスシールドを付けたまま、役者同士は常に一定の距離をあけるといった、コロナ渦を意識した演出です。
劇団「すずしろ」は、今年秋に、2010年に続く2度目のニューヨーク公演を計画していました。2年前から英語の脚本を作り、衣装や道具の準備をしてきたさなかにコロナの影響を受け、ニューヨーク行きを断念。稽古も中止となりました。しかし、その間もZoomミーティングを重ね、2年がかりで準備した成果を何らかの形で発表したいと、コロナ対策を講じた無観客公演を企画し、6月から稽古を再開しました。舞台上には2m間隔で台が置かれ、役者たちはこの台を目印に立ち、終始距離を保ったまま芝居をすることを、演出家の倉田操さんが考案しました。
「HAGOROMO(はごろも)」と題した公演作品は、シニア劇団が活動する中で直面する困難を描いた劇中劇で、団員がもちよったセリフが散りばめられた、笑いあり、涙ありの作品です。ニューヨーク公演のために、半分は英語のセリフで挑み、公演数日前に、YouTubeでの配信も決めました。直前の告知だったにも関わらず、YouTubeは再生回数が2,500回を超える快挙を成し遂げました。団をまとめる秋田啓子さんは「何事も起こらず無事に公演を終えられたことに一番ほっとしています。初めての無観客公演、初めてのライブ配信。不安を抱えながらの舞台は挑戦でした。コロナに負けず頑張っているシニアの姿を国内外に見てもらえてうれしい」と振り返り、演出家の倉田操さんは「困難はいつでも僕たちを成長させてくれる。すずしろの挑戦は止まりません」と話しました。
☆シニア劇団「すずしろ」ちゃんねる
