知りたい表現を学ぶ「みんなの手話講座」が開催!これは「平和」の国際手話です
2021.08.29.sun/らいとぴあ21
聴力に障害があるかたが会話をする手段として使われている手話。テレビや街中でも、手話で会話をしているかたを見かけたことがあると思います。最近では、東京2020オリンピック・パラリンピックの開会式や閉会式でも注目されました。らいとぴあ21では、8月29日(日曜日)、「まなびカフェ」で『みんなの手話講座』が開催されました。
両親が聴覚障害を持つ吉田花奈さんと、吉田さんの両親と話しがしたいことがきっかけで手話の勉強を始めた、福田メルヴェさんの2人が講師となり、参加者が知りたい手話の表現方法を中心に、和やかな雰囲気の講座となりました。
私たちが通常話している言葉と同じように、手話にも国や地域によって、さまざまな表現があり、その中でも世界共通の手話が、国際手話です。
講座当日も紹介されましたが、BTSの新曲「Permission to Dance」のプロモーションビデオに出てくる振り付けでは、「楽しい」「踊る」「平和」を意味する、国際手話が取り入れられていて、手話はますます身近なものになりつつあります。
「障害は個性、と言われることがよくありますが、みんな同じ人間なので、区別はないです」と、吉田さんは話しました。
1つの単語でも、さまざまな手話があり難しく感じてしまう部分もあるかもしれませんが、ジェスチャーで伝えることができることも多いので、身構えることなく接していくことができればと感じました。これからも手話講座は継続して開催される予定です。
【写真】
トップ…平和を意味する国際手話
1段目…講座のようす
2段目…吉田花奈さん(左)、福田メルヴェさん(右)

箕面学園高等学校のダンス同好会と音楽部が合同ライブを開催!
2021.08.29.sun/みのおキューズモール
8月29日(日曜日)、みのおキューズモールのキューズステージで、箕面学園高等学校のダンス同好会と音楽部の合同ライブが行われました。
総合司会を担当したのは、生徒会の会長と副会長。学校紹介のあと、まず登場したのはダンス同好会。メンバーは6人と、人数こそ少ないですが、黒い衣装を身にまとい、弾けるようなパワフルなダンスで盛り上げます。
厳しい暑さの中、汗を光らせて踊る高校生の姿に、通りかかった人も思わず足を止めて見入っていました。
続いて、音楽部の4バンドが、Mr.Childrenやスピッツなどの1990年代の楽曲から、最近はやっているボーカロイドの曲まで、幅広い年代の曲を演奏しました。
また、ダンス同好会と音楽部のコラボもあり、テレビの高校生ダンス部応援企画のテーマソング、YOASOBIの「群青」では会場のお客さんもリズムを取りながら見ていました。
ライブを終えた音楽部顧問の先生は「短い練習時間でよく頑張ったと思います。いいステージでした」と生徒たちをねぎらい、出演した音楽部の生徒は今日の出来栄えを80点と話し、「人前だと緊張するが、自分なりにできることを精一杯できてよかった」と振り返りました。
ダンス同好会部長の眞下倭呼さんは「たくさんの人に見てもらう中、笑顔で頑張れたと思います」「次は文化祭に向けて、みんなで一番の笑顔で頑張っていきたい」
と目標を掲げました。

「みのおのまち商学校」で小学生がフラワーアレンジメントに挑戦!
2021.08.29.sun/粟生外院6丁目
箕面商工会議所の呼びかけで、お店の人が講師になって、プロならではの専門的な知識や情報が学べる「箕面まちゼミ みのおのまち商学校」が行われています。全42のプログラムがあり、8月28日(土曜日)には「お花屋さんごっこをしよう!小学生編」と題したまちゼミが開催されました。
粟生外院6丁目にあるフラワーショップ「Porte-Bonheur(ポルト・ボヌール)」では、店主の斎藤優さんが講師となり、小学生の子どもたちに「お花屋さんになったつもりでプレゼント用のアレンジメントをしてみよう」という授業が行われました。参加した子どもたちは、花の名前や、ハサミで茎をカットするコツや挿し方などを教えてもらいながら、初めてのフラワーアレンジメントに挑戦しました。
子どもたちは、同じ材料を使っても、全然違う仕上がりに「すごい!びっくり!上手!」と歓声をあげていました。最後はお花屋さんのプロの技で、セロハンとリボンでかわいくラッピングしてもらうと、本当にお花屋さんの店頭に飾ってあるような素敵なアレンジメントが完成し、「お母さんにプレゼントしたい」と喜んでいました。

「ミルキーウエイダンスコンサートVol.9」に向けて力いっぱい練習中!
2021.08.29.sun/コミュニティセンター北小会館
箕面で活動するJAZZダンスグループ「ミルキーウエイ」が9月4日(土曜日)に、箕面市立メイプルホール大ホールで「ミルキーウエイダンスコンサート・Vol.9」を開催します。本番が近づいた8月29日(日曜日)、箕面市立コミュニティセンター 北小会館でリハーサルが行われました。
ミルキーウエイは、小学生4年〜6年生までのチーム、中学生以上のチーム、大人のチームに分かれていて、70歳代のかたも参加されています。
今回のコンサートでは、ミルキーウエイの卒業生も参加。振付を担当した、卒業生の鈴木みゆうさんは、「自分が現役時代に踊っていたダンスもするので懐かしいです。振り付けは、今までのミルキーウエイには無かったような、「コントラクション」といった動きのあるものを考えました。みんな頑張っているので、ぜひ見に来てください」とPRしました。
出演する12歳の小学生は、「昔よりダンスも難しくなってきていて、それにあわせて練習を重ねています。」とこれまでの練習を振り返りました。
本番のプログラムでは、J-POPや洋楽、K-POPなど、さまざまなジャンルの音楽にあわせて踊る予定です。9月4日(土曜日)午後2時30分から、メイプルホールで、チケットは前売りのみで、1000円。お問い合わせ先は、メイプルホール・ホームページの「イベントのご案内」欄でご確認いただけます。
メイプルホール・イベントのご案内へのリンク

みのおキッズシアターwith末成映薫 第15弾「角の記憶2021」
2021.08.28.sat/箕面市立文化芸能劇場
吉本新喜劇の人気女優・末成映薫(すえなり・ゆみ)さんと箕面の子どもたちが共演する「みのおキッズシアターwith末成映薫」。
第15弾となる今回のタイトルは「角(つの)の記憶2021」。2010年の第5弾「角の記憶」のリバイバル上演となります。
また、今回は8月にオープンした箕面市立文化芸能劇場のオープニングイベントの一環として、観客は抽選による無料招待となりました。
公演は8月28日(土曜日)、29日(日曜日)の2日間、箕面市立文化芸能劇場大ホールで行われました。真新しい会場、幕が上がると舞台には一列に並んだ役者の子どもたちの姿が。そしてその前に立つ末成映薫さんが開口一番、
「むかしむかし あるところに」
物語は、このように始まりました。
<ストーリー>
公園で、子どもたちの前に現れたおばあさんと年齢不詳の男は、紙芝居屋と名乗って、子どもたちに「桃太郎」の話を語って聞かせます。でも、そのお話は、よく知られたものとはかなり違っていました・・・。
おばあさんが川で見つけた大きな桃。中から生まれた赤ん坊には角が生えていたため、おじいさんとおばあさんは角を切り、「桃太郎」と名付けて人間として育てることにしました。
手の付けられない暴れん坊に成長した桃太郎は、ある日、森で出会った謎の少女・ルカが、不思議な力で死にかけた子どもを救うのを目の当たりにします。ルカの頭には角がありました。
そこへ現れた大ババ様に命じられ、桃太郎はルカの角を切り落とします。鬼の角は万病に効き、不老不死の妙薬として高値で取り引きされる・・・まんまと角を手に入れた大ババ様は、桃太郎に「もっと角を集めてくるように」と命じます。
森の奥に住む鬼の一族。その退治に向かおうとする桃太郎に、おじいさんとおばあさんは、赤ん坊の頃のことを打ち明けます。「お前の頭には角が・・・」
後には退けず、気乗りがしないまま、ルカを伴って鬼退治に向かった桃太郎の前に、鬼の一族が姿を現します。穏やかに暮らしていた一族ですが、人間の迫害を受け、生き残りは数えるほどに。事情を聞いた鬼たちは、角を捨てることを決意します。一人、また一人と角を切られ、倒れ伏していく鬼たち。自らの誇りである角を、桃太郎に託して・・・。
村へ戻った桃太郎に、大ババ様、そして村の役人は、角を渡すように迫ります。それを断固として拒む桃太郎。鬼たちの思いを受け継いで、争いの無い世の中を作って行くのだと、決然と顔を上げる桃太郎の背後に、あの鬼たちの幻が浮かぶのでした。
語り終えた、紙芝居屋のおばあさん。なんか変なお話だったね、と言いながら、子どもたちは帰って行きます。
一人の男の子が、帰りがけに「そういえば、大ババ様は角を一本持ったままやったね」と尋ねてきます。君は話をよく聞いていたんやね、と年齢不詳の男。
男の子も帰って行き、いつしか闇に包まれた公園には、おばあさんと男の二人だけに。
おばあさんは懐から何かを取り出し、それを削り始めます。不老不死の妙薬、それを手に入れたばかりに、いつまでも生きて行かざるを得なくなってしまった者たち・・・その悲哀の表情も闇に沈んで、音だけが、角を削るギギ、ギギ、という音だけが、いつまでも響いていました。
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新型コロナウイルスの影響で、昨年は開催自体が中止となり、今年も稽古の開始が1カ月遅れとなりました。練習場所の公共施設も、夜8時に閉館となるため十分な時間が取れず、密を避けるために練習内容も制限されてきました。
何から何まで困難な状況の中で、それでも舞台を成功に導いたのは、子どもたちを始めとする出演者、スタッフら関係者の頑張りによるものでしょう。苦労を乗り越え、二日間の舞台を踊り、演じきった表情はどれも晴れやかでした。

箕面市立文化芸能劇場で初の落語会!「桂米朝一門会」が開催
2021.08.22.sun/箕面市立文化芸能劇場
8月22日(日曜日)、「桂米朝一門会」が、箕面市立文化芸能劇場のオープニングイベントとして行われました。
出演は、箕面文化大使でもある、桂ざこばさんを始め、桂わかばさん、桂米紫さんなど、箕面でも落語会を開催している若手実力派のメンバー9人が、落語や大喜利で会場を笑いの渦に包みました。
ざこばさんは、以前箕面に住んでいた頃の話や、自身が脳梗塞となった経験談を語り、「嘘」を題材とした「鉄砲勇助」を披露。米紫さんも、自身の芸名の由来を交えながら、落語界の上下関係などをおもしろおかしく話しました。
プログラム後半では、ざこば一門と枝雀一門に分かれて、大喜利が行われました。「箕面市立文化芸能劇場」という言葉を使ったなぞかけや、「み・の・お」の3文字を頭文字に使った即興の川柳で競い、箕面のネタを多く取り込んだ話題で舞台と客席が一体となり盛り上がりました。
この他にも、わかばさんの演目では、過去に、ざこば師匠と数名でカラオケに行き歌を歌ったときのようすを話した後、「片棒」という落語を披露。会場からは大きな拍手と笑い声が響きました。
来場した男性は、「ざこばさんの体調が心配だが、楽しく聞くことができてよかった」と振り返り、会場を後にする観客からも、「大喜利がおもしろかった」「ざこばさんにまた箕面に来てほしい」といった感想も飛び交っていました。

オープニングイベントin文化芸能劇場 劇団「すずしろ」『煙が目にしみる』
2021.08.21.sat/箕面市立文化芸能劇場
8月1日に箕面市船場東3丁目にオープンした、箕面市立文化芸能劇場のオープニングイベントが、市民を無料招待して開催されています。
8月21日(土曜日)は、箕面シニア演劇大使で、箕面を拠点に活動するシニア劇団「すずしろ」の公演が行われました。
演目は、すずしろの十八番(おはこ)で、2010年にニューヨークのブロードウェイでも上演した『煙が目にしみる』。原案・鈴置洋孝さん、堤泰之さんの脚本で、さまざまな劇団が上演を重ねる人気演目です。すずしろの『煙が目にしみる』は、脚本の堤泰之さんの了承を得て、大阪弁で書き直し、すずしろらしい脚色で、今回で10回目の上演となります。物語は、桜咲く季節、火葬場を舞台に、ふたりの死者と遺族が織りなす笑いと涙のハートフルコメディです。すずしろでは、昨年、ブロードウェイで、この『煙が目にしみる』を再演することになっていましたが、コロナ禍の影響で中止になりました。そこで、今回は、午前の公演が日本語版、午後の公演が字幕付きの英語版で上演されました。
舞台には、咲き誇る大きな桜の絵がセットとして使用されていました。劇団代表の秋田啓子さんは「生まれたての劇場でみなさんに芝居をご披露できる機会を得ましたことをたいへん光栄に思います。(舞台のセットの)この桜のパネルは17年前、1期生の団員が描いたものです。補強を繰り返し持ちこたえてきました。今日は客席に1期生の先輩がたも来られているかもしれません」と舞台上で笑顔で挨拶していました。
また、来場者の女性は「ほろりとする場面もあり、楽しく観劇しました。シニアのみなさんのパワーがすごい。客席は階段状になっていて、前列の人の頭部を気にせずに観ることができ快適でした」と話していました。
当日の公演は、劇団「すずしろ」のYouTubeチャンネルでも見ることができます。また、劇団「すずしろ」の次回公演は、来年3月に同じく文化芸能劇場で行うということです。
☆シニア劇団「すずしろ」ちゃんねる

東京2020パラリンピック聖火リレートーチが箕面に!
2021.08.20.fri/箕面市役所
8月24日(火曜日)に開幕を控えた、東京2020パラリンピック。8月20日(金曜日)と21日(土曜日)の2日間限定で、箕面で、パラリンピック聖火リレーに使用されるトーチを、どなたでも無料で自由に見ることができます。
71センチで重さが1.2キログラムあるトーチはつなぎ目がなく、桜ピンク色に輝いています。素材には、東日本大震災の復興仮設住宅のアルミ建築廃材を再利用。そして、トーチの裏側には点字があり、「勇気」「強い意志」「インスピレーション」「公平」のパラリンピック精神を表現する言葉が入っています。
市役所を訪れた親子は、トーチが展示されていることを知ると、興味深そうに眺めたり写真撮影をしていました。また、点字箇所を熱心に見入っていました。
トーチに直接触れることはできませんが、ぜひ間近で聖火リレーの感動を味わってみてはいかがでしょうか。
<パラリンピック聖火リレートーチの展示>
8月20日(金曜日)午前10時〜午後5時まで、市役所本館1階ロビー
8月21日(土曜日)午前10時〜午後3時まで、文化芸能劇場2階エントランスロビー
※いずれも無料

第36回箕面まつりのポスター原画、受賞作品を展示中
2021.08.17.tue/箕面市立中央生涯学習センター
箕面市立中央生涯学習センター(箕面5丁目)のロビーでは、「第36回箕面まつりポスター原画 受賞作品展」が開かれています(8月24日(火曜日)午後4時まで)。
「箕面まつり」は市民ボランティアが企画から運営まで行う、箕面を代表する祭りです。昨年に引き続き、今年もコロナ禍の影響で箕面まつりの開催やポスターの制作も中止となりましたが、ポスター原画の募集は継続して行った結果、164点の作品応募がありました。その中から、特別賞に選ばれた幼稚園児から中学生までの15作品が展示されています。
今回は、ポスター制作が行われないため、最優秀賞の選定も中止となりましたが、応募者の箕面まつりへの想いが感じられる原画展となっています。
なお、特別賞受賞作品は、箕面まつり推進協議会のホームページでも見ることができます。
箕面まつり推進協議会・ポスター原画ページへのリンク
<第36回箕面まつりポスター原画 受賞作品展>
期間:8月17日(火曜日)〜24日(火曜日)午前9時〜午後5時15分
※23日(月曜日)は休館、最終日は午後4時まで
場所:中央生涯学習センターロビー(箕面市箕面5-11-23)

「語り継ぐ戦争の記憶」神崎房子さんが語る集団疎開と戦争の苦しさ
2021.08.12.thu/箕面文化・交流センター
みのおエフエムでは、毎年8月、「語り継ぐ戦争の記憶」と題して、地域のかたに戦争体験を教えていただき、ラジオで放送しています。
1945年の終戦から、今年で76年が経ちました。戦争を知る人は、年々少なくなります。戦争では出兵する兵士だけでなく、子どもたちも今からは想像できないくらいの過酷な生活を強いられていました。
今、わたしたちの日常は当たり前の生活ではないことに気づいてもらい、平和について改めて考えるきっかけになればと、箕面市西小路にお住まいの神崎房子さん(87歳)がお話されました。
神崎さんが9歳の1943年、1歳違いの妹とともに、豊中へ縁故疎開をし、翌年から集団疎開をしました。疎開に参加するには子ども1人につき月に10円かかったといい、金銭的な負担のほか、親元から離れる不安や寂しさ、食糧難や衛生面でも、厳しい生活でした。
終戦を迎えたのは、小学5年生でした。「戦争に負けた」ことの意味が分からず、とにかく「家に帰れる」ということが、うれしかったと言います。
「戦争の怖さやつらさは、いくら言葉を並べても分からないだろうけど、戦争を経験した者として、記憶を伝えていくことが私の義務です。」と神崎さんは強調しました。
神崎さんの経験のほか、多くの戦時中の記憶と記録が掲載されている本が出版されています。この機会に手に取って、当時のようすを知ることも大切かもしれません。
神崎さんのお話は、みのおエフエムで、8月13日(金曜日)10:45、16:10、19:25頃、16日(月曜日)7:05に放送します。
インターネットラジオへのリンク
写真:「学童疎開を語り継ぐ」(新風書房)
電話:06-6768-4600

「みのおてならい」の「星を想う朗読会」
2021.08.09.mon/箕面市立文化芸能劇場
8月9日(月曜日)、箕面市立文化芸能劇場の小ホールで、「みのおてならい」というグループのみなさんの、「星を想う朗読会」と題した催しが行われました。「みのおてならい」は、アートや音楽が好きな社会人有志が集まったカルチャークラブ。毎月、箕面市内の公共施設で、仏像彫刻やトールペイントなど、バラエティ豊かな体験会を行っています。
去年からは、新型コロナウイルスの影響により、対面での体験会が難しくなったため、オンラインに切り替えて活動を進めています。
そんな、コロナ禍でステイホームが叫ばれるなか、いち早くオンラインで朗読体験会を開催したのが、フリーアナウンサーの川邊暁美さんです。参加した市民のみなさんは、5回の講座を通して川邊さんから朗読表現の基本だけでなく、声や言葉を大切に紡いでいくことを学びました。
今回の朗読会はその集大成でもあり、市民朗読家として11人が出演。2部構成となったプログラムでは前半に、竹久夢二の「風」や、太宰治の「満顔」、志賀直哉の「小僧の神様」といった作品を朗読しました。
後半では、チェロ奏者の山岸孝教さんの演奏に合わせて、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を朗読。客席ではゆったりとした時が流れていました。
指導役となった川邊さんは、「宮沢賢治の作品を朗読することで、聞いてくださるかたに小さな星を灯すことができれば」と朗読会への思いを話しました。
「みのおてならい」では、これからも、朗読はもちろん、さまざまな体験会や講座が開かれます。興味を持たれたかたは「みのおてならい」のホームページをチェックしてみてください。
みのおてならい・ホームページへのリンク

ザンビアで子どもたちを支援する、ムタレ桜子さんの活動報告会が開催
2021.08.09.mon/コムカフェ(箕面市立多文化交流センター)
「ザンビア共和国」という国は、今どのような情勢かご存知でしょうか。
アフリカ南部に位置し、銅などの鉱物資源が豊富。そして、争いを好まないフレンドリーな国民性が特徴な一方、教育や医療などインフラが脆弱な環境です。その中には、帰る家が無く家族と離れて暮らしている「ストリートチルドレン」が、数多くいます。
NPO法人礎の石孤児院がザンビアで運営する「ザンビア孤児院」では、およそ40人の子どもたちを保護し生活しています。現地で孤児院の運営に携わるスタッフの中で、たったひとりの日本人が、ムタレ桜子さん。8月9日(月曜日)に、箕面市立多文化交流センターにあるcomm cafe(コムカフェ)でオンラインでの活動報告会を行いました。
ザンビアへ渡航した当初は、電気も水道もなく、家を建てるところからスタートしたという桜子さん。街で多くのストリートチルドレンを見かけ、まずは食事と衣服の提供から始め、徐々に信頼関係を築いていきました。
しかし、孤児院で保護をしても、また路上での生活に戻ってしまう子も多くいました。「子どもたちが路上生活になってしまう前の段階で、支援することが大切ではないか」と気づいた桜子さんは、「予防」することにも力を入れて活動をしています。
報告会の最後に設けられた質疑応答の時間では、「宗教や文化的な部分で活動に影響がありますか」とオンラインで参加した女性から質問があり、桜子さんは「特に影響は感じていないです」と答えるなど、予定時間を超過しても多くの参加者が積極的に質問や感想を語っていました。
【写真】
トップ…そろばんを使った孤児院での授業風景
1段目…ムタレ桜子さん(左)、オンライン報告会のようす(右)
2段目…路上での子どもたち(左)、孤児院での食事のようす(右)
3段目…活動のようすが撮影された写真展

オリンピアン廣田遥さんと箕面市青少年吹奏楽団がコラボ!
2021.08.08.sun/箕面市立文化芸能劇場
船場地区の新しいホール、箕面市立文化芸能劇場のオープニングイベントの一つとして、8月8日(日曜日)、「箕面市青少年吹奏楽団 特別演奏会&廣田遥トークショー」が開催されました。
箕面市青少年吹奏楽団は、1991年7月に結成。コンクールでは数々の賞を獲得。市や地域の行事での演奏のほか、「定期演奏会」や「秋のコンサート」では満席の会場を沸かせています。
オリンピアンで「箕面トランポリン大使」の廣田遥さんは、小学6年生でトランポリンと出会い、12歳で本格的に競技を始めました。全日本選手権では、高校2年生の2001年から2010年まで10連覇の偉業を達成。女子トランポリンの第一人者として活躍し、2004年のアテネオリンピックでは7位に入賞しました。現在はトランポリン競技を中心にスポーツの普及や強化活動を行なっています。
この日は「東京2020オリンピック」の閉会式当日でもあり、イベントの第1部では、廣田さんが出場したアテネオリンピックのテーマソング(NHK)「栄光の架け橋」などを、箕面市青少年吹奏楽団が演奏した後、廣田さんがトークショーに登場。自身のオリンピック出場を「全てが夢の世界のようにキラキラ輝いていて、今まで携わってきてくださった全てのかたと感動を分かち合いたい」と振り返りました。
第2部は、箕面市青少年吹奏楽団20周年を記念して作曲された「スパークリング・アイズ・プレリュード」始め、「official髭男dismメドレー」や「美空ひばりメドレー」など、幅広い年齢層が楽しめる構成で客席を魅了しました。
近くに住んでいるというご夫婦は「とても迫力ある演奏で良かったし、トランポリンもやってみたい」「コーラスをやっているので、このホールで発表会ができたらうれしい」と感想を話していました。
文化芸術、ヘルスケアの拠点となる箕面船場の新しいホールで行われた、音楽とスポーツが融合したイベント。観客も興奮したようすで会場を後にしました。

「みのおこども文化体験フェア」でジャズピアニスト・石田ヒロキさんがレクチャー
2021.08.07.sat/箕面市立中央生涯学習センター
子どもたちがさまざまな文化を楽しめるイベント「みのおこども文化体験フェア」が、箕面市立中央生涯学習センターで、8月7日(土曜日)と8日(日曜日)に開催されました。
毎年夏休みに行われているこのイベントは、茶道体験や日本舞踊などの日本の伝統文化に触れたり、箏(こと)や楽器の演奏、合唱といった音楽文化、お菓子の作り方などさまざまな体験をすることができます(2020年はコロナ禍で中止)。
7日(土曜日)には、タッキー816の番組でもおなじみのジャズピアニスト・石田ヒロキさんが講師となったピアノ演奏の体験コース「君も今日からジャズピアニスト」がありました。
初級コースでは5歳から小学6年生までを対象に、「初心者にも弾きやすいメロディ」と言われている、デューク・エリントンのジャズ・スタンダードナンバー「シ―・ジャム・ブルース」をテキストにして、ブルースのフレーズを練習。慣れないジャズに苦戦していた子どもたちも、練習するうちに音がなめらかに。最後には、石田さんの弾くベースとセッションも行えるほどに成長しました。
中級コースでは、小学4年生から高校生を対象として開催。ある程度の経験者とあって、同じテキストの「シー・ジャム・ブルース」にも、少しひねりが付け加えられました。参加者は、事前に用意された何種類かの「アドリブフレーズ」を組み合わせて独自に編曲した後、石田さんとのセッションが行われました。しかし、難解なフレーズを選びすぎて、自分の作った曲が弾けなくなってしまった子も。それでも「この曲を間違えずに弾けるように、帰ってから練習します」と、たのもしく話していました。
今回、子どもたちとのジャズ体験を指導した石田ヒロキさんは、「ジャズは、スイングのリズムといって、リズムが跳ねているのが特徴。ウキウキした楽しさをみんなで一緒に演奏できる、というのもジャズの楽しさの一つです。」とジャズの魅力を話しました。また、コース終了後には、「今年のアドリブは完成度が高かったのが印象的でした。再現するのが難しい所もありましたが、おうちに帰って練習することで、十分ジャズとして楽しんでもらえると思います。」と振り返りました。
来年の夏休みには、お子さんの文化体験の機会として参加してみてはいかがでしょうか。

箕面からも出店!北摂マルシェ開催中(8/10まで)
2021.08.07.sat/千里阪急(豊中市)
北摂の地元で愛されるお店やブランドが集まって出店する「北摂マルシェ」が、豊中市の千里阪急5階催場で開催されています(8月4日〜10日)。
箕面からは、箕面特産の実生ゆずを使ったスキンケア商品や、愛犬用のオーガニックなごはんやおやつを販売するお店などが出店。箕面商工会議所ブースでは、滝ノ道ゆずるグッズ、ドレッシング、ゆずカレー、ゆずうどん、ゆずドリンク、箕面ラムネ滝のしずくなどなど箕面商品がずらり並んでいます。ぜひお出かけください!
☆8月4日〜10日午前10時〜午後6時(最終日は午後5時)

ラジオでPR!「箕面から始まる100キロウォーク」参加者募集中!
2021.08.06.fri/タッキー816みのおエフエム
10月30日(土曜日)〜31日(日曜日)の2日間をかけて、みのおキューズモールを発着点に北摂地域7市を周る、箕面青年会議所主催のウォーキング大会が開催されます。応募締切は、8月31日(火曜日)まで。
箕面市→茨木市→高槻市→摂津市→吹田市→豊中市→池田市と回り、出発地点のみのおキューズモールでゴールするコースで、1グループ10人編成のチームで100キロ完歩をめざします。
10月30日の午前9時にスタートし、翌日午後3時のゴールをめざすこの大会は、30時間の行動について、各グループで戦略を立てながら進めていきます。
PRのためにラジオ出演した箕面青年会議所のメンバーはコースについて「安全のために歩道のあるコースを選びました。各市の魅力的なスポットも堪能することができます。」と紹介。また、「この機会にぜひ、自身の限界を突破してほしい。」と参加を呼びかけました。
また同時に、参加グループの先導者やサポート役も募集しており、参加者とともに約33キロを歩きます。スポーツの秋、爽やかな汗をかいてみてはいかがでしょうか。
【箕面から始まる100キロウォーク】
開催期間:2021年10月30日(土曜日)午前9時〜31日(日曜日)午後3時
参加資格:満12歳(中学生)以上(中学3年生以下は保護者の同伴が必要)
参加費:3000円(税込)
申込方法:申込フォームから応募
箕面から始まる100キロウォーク案内パンフレットへのリンク
申込フォームへのリンク

伝統行事「まんどろ火祭り」のパネル展が開催中
2021.08.05.thu/みのお市民活動センター
毎年8月のお盆の時期に行われる伝統行事「まんどろ火祭り」。みのお市民活動センターでは、8月1日(日曜日)〜8日(日曜日)までパネル展が開かれています。
「まんどろ(万灯龍)」は、火伏せの神で有名な京都・愛宕神社から西国街道を経由して箕面に伝わったと言われています。かつては、西稲・東稲・北芝・芝・白島・坊島・西宿・今宮・外院などの地域で行われていて、それぞれ異なるかけ声がありました。
パネル展では、過去に行われたまんどろ火祭りの写真や、たいまつの作り方といった興味深い資料を見ることができます。
残念ながら2020年と2021年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりましたが、まんどろ火祭りの歴史を改めて振り返ってみてはいかがでしょうか。
<みのお市民活動センター>
箕面市坊島4-5-20
開館時間:午前9時〜午後8時(緊急事態宣言で開館時間短縮中)

オープニングイベントin文化芸能劇場 「0100DANCE」のプロモーションビデオが公開
2021.08.04.wed/箕面市立文化芸能劇場
「箕面市立文化芸能劇場」(箕面市船場東3)がオープンしたことを記念して、「『0100DANCE』でこころもからだもおどりだそう!」と題した観客参加型のイベントが、8月4日(水曜日)に開催されました。
「0100DANCE(ゼロヒャクダンス)」の楽曲は、箕面市出身でドラマやCMなどで大活躍中の俳優・菅田将暉さんのデビュー曲「見たこともない景色」を起用し、振付演出を、サザンオールスターズやSMAPなど多くのアーティストの振り付けや、「おしりかじり虫」といったユニークなダンスでお馴染みの南流石さんが担当。6月〜7月にかけて、ダンスのプロモーションビデオ用にゼロヒャクポーズの写真の募集や、市内での動画撮影が行われていました。
当日は、そのプロモーションビデオが公開され、客席では自身が投稿した「ゼロヒャクポーズ」を探す様子が見られました。
トークセッションの場面で振付師の南さんは、「0歳から100歳まで全世代が交流するために、音楽と踊りは気軽な共通のアイテム。心や体、コミュニケーションなどで不安がある人こそ、このゼロヒャクダンスを知ってほしい」と、ゼロヒャクダンスに込めた想いを語りました。
イベント後半では、観客も席を立ち、南さんの振付けを見ながら一緒にダンスを踊るようすがビデオ撮影され、完成した映像が、8月5日(木曜日)、箕面市の公式Youtubeで公開されました。
参加したかたは「ダンスは全く経験がなかったが、年代に関係なく同じ踊りができていたので、一体感もあり盛り上がりました」と笑顔で話しました。
ゼロヒャクダンス・プロモーションビデオのリンク

「戦時生活資料展」今年は、絵本画家・いわさきちひろさんの平和パネルも展示
2021.08.04.wed/箕面市立郷土資料館
箕面市立郷土資料館では毎年、終戦記念日を迎えるこの時期に、企画展「戦時生活資料展」を、9月15日(水曜日)まで開催しています。
企画展では、市民から寄せられた戦時中に使われていた道具や、当時のようすが分かる写真のほか、今年は、絵本画家「いわさきちひろ」さんの平和パネルなど、およそ50点が展示されています。
いわさきさんの平和パネルは、絵本「戦火のなかの子どもたち」と「わたしがちいさかったときに」の2冊から抜粋されたもので、「わたしがちいさかったときに」は、広島で被爆した子どもたちの体験をつづった詩や作文に、いわさきさんが絵をつけたものです。
子どもを題材にして、「かわいい」「やわらかい」という印象で語られることが多い、普段の作品とは一線を画していて、モノクロで描かれた堅い表情の子どもの絵から、戦争の恐ろしさや苦しみが伝わってきます。
市民から寄せられた展示物にも、子どもたちが戦争の影響を強く受けていたことが分かるものがあります。戦闘機や兵士の絵が描かれている子ども向けの雑誌や、学校の軍事訓練で使われていた木製の模擬銃である木銃(もくじゅう)など、今からは考えられないようなものばかりです。
学芸員の林和枝さんは、「今も戦争や紛争が起きているところでは、たくさんの人が亡くなり、辛く苦しい思いをしている人がいます。展示を見て平和について考えるきっかけにしてもらえれば」と来場を呼びかけました。
■企画展「戦時生活資料展」
期間:7月30日(金曜日)〜9月15日(水曜日)午前10時〜午後5時 ※木曜日休館
場所:箕面市立郷土資料館(箕面6-3-1、みのおサンプラザ1号館地下1階)
料金:無料

東京2020パラリンピックに灯す、箕面市の採火イベントを開催
2021.08.04.wed/船場広場
東京2020パラリンピックが、8月24日(火曜日)から開催されます。その聖火に灯すための火種を採る「採火イベント」が全国各地で行われました。880を超える市町村から、それぞれ記念する火を集め、その火を一つに集めて聖火リレーを行い、開会式までの聖火をつなげます。
箕面市では、8月4日(水曜日)に、箕面市立船場広場で、たいまつに灯された箕面の伝統行事「まんどろ火祭り」の火が、かやの中央まち育て交流会 代表の杉本好玄さんから、上島一彦 箕面市長が持つランタンに受け渡されました。
この日は晴天となり、強い日差しが降り注いだ船場広場ですが、勢いよく燃える火種を手に上島市長からは、「この火を東京に届けてまいります」という力強いコメントがありました。
箕面市をはじめとする大阪府内の市町村から採火した火は、8月16日(月曜日)に、大阪府立障がい者交流促進センターで行われた「聖火フェスティバル」で集められ、東京の会場で燃え続けます。
また、箕面市役所と文化芸能劇場では、パラリンピックの聖火リレーで実際に使用されるトーチを間近で見ることができます。(観覧自由)
<パラリンピック聖火リレートーチの展示>
8月20日(金曜日)午前10時〜午後5時まで、市役所本館1階ロビー
8月21日(土曜日)午前10時〜午後3時まで、文化芸能劇場2階エントランスロビー
※いずれも無料、申込不要

オープニングイベントin文化芸能劇場 記念講演と芸術パフォーマンス
2021.08.01.sun/箕面市立文化芸能劇場
8月1日(日曜日)、箕面市船場東3丁目に「箕面市立文化芸能劇場」がオープンしたことを記念して、武蔵野大学教授 大迫弘和さんの講演と、関西学院千里国際中・高等部卒業生などによる芸術パフォーマンスイベントが行われました。
「箕面・ART・地球-すべての子どもたちのために-」と題した記念イベントでは、大迫教授による講演を「箕面」「ART」「地球」の3部に分け、その合間にダンスや演奏を交互に挟むという新しいスタイルでした。
開演のパフォーマンスで、芸術統合集団「BU-TO-O-KAI」による、力強くキレのあるダンスが披露された後、大迫教授が司会で、スムーズに次の講演へと進行。
イベントの中盤では、声楽家・井藤航太さんによる歌声が披露され、テノールが発する透明感のある声が、新ホールいっぱいに響き渡りました。
また、イギリスを中心に活動するヴァイオリン奏者・植田リサさんの演奏では、繊細な弦の音までもが聞き取れるホールの性能の高さが体感できるなど、まさに、箕面とARTが結びつくイベントとなりました。
イベント後のインタビューで、声楽家の井藤さんは「披露したトスティ作曲の曲は、繊細で抑制された表現を求められるため、オペラとは異なる歌い方をしています」と、工夫した点を話しました。
イベントに来場した親子は「歌声も迫力がありましたが、ダンスも印象に残りました。ヴァイオリンの演奏もしっとりとしていて、耳に心地が良かったです」と振り返りました。

箕面市立文化芸能劇場がオープン!箕面左手のピアニスト大使・智内威雄さんのリサイタルが開催
2021.08.01.sun/箕面市立文化芸能劇場
8月1日(日曜日)、箕面市船場東3丁目に、新しい文化国際交流の拠点として、「箕面市立文化芸能劇場」がオープンしました。大ホールや小ホール、リハーサル室などを備えた、箕面市の芸術文化活動を支える中核的な施設となります。
当日午後1時からの記念イベントでは、上島一彦市長によるオープニング宣言があり、続いて、箕面左手のピアニスト大使・智内威雄さんのリサイタルが行われ、無料招待に当選した市民、およそ600人が鑑賞しました。
リサイタルでは、世界初披露となる近藤浩平さん作曲による新曲「箕面の滝より」やアンコール曲を含む8曲を演奏。「箕面の滝より」では、智内さんから「自然を鑑賞するように、自分でイマジネーションしながら聞いてほしい」と紹介があり、箕面大滝を連想させる力強い演奏に会場がひき込まれました。演奏後は「この曲はとても集中力や精神力を使う曲です」と話していました。
リサイタルを鑑賞した女性は、「目を閉じていれば、左手だけで演奏しているとは分からないくらい、すばらしい演奏でした」と感動したようすでした。また、2階で鑑賞していたご夫婦は、「上層階でも音の響きがすばらしかった。これから使い込んでいけば、さらに良くなるのでは」とホールへの期待感を示しました。
