「沖縄戦」−忘れてはならない記憶(”へいわ21”パネル展2009)

2009.08.05.wed/らいとぴあ21

「沖縄戦」−忘れてはならない記憶(”へいわ21”パネル展2009)

らいとぴあ21の1Fで行われている「”へいわ21”パネル展2009『沖縄戦』」。日本で唯一、地上戦が行われ、多くの民間人が犠牲となった1945年当時の沖縄のようすを写真で紹介しています。
アメリカ軍の凄まじい艦砲射撃に始まり、上陸・戦闘・掃討・集団自決・降伏・捕虜…これらが一連の流れとして展示され、沖縄戦の概要がわかりやすく示されていました。
アメリカの戦車が通り過ぎた後に残された、日本兵の死体。まだ少年といってもいいくらい、固く目を閉じ、血に染まった顔にはあどけなさが残っています。
集団自決らしい場面では、老若男女の区別無く折り重なって倒れた死体の山。
即席の白旗を持ってただ一人、投降する少女。
捕虜収容所に押し込められた男たちが、一様にこちらを見つめる目、虚脱した表情。
幼い弟を背負って歩く少女、この子たちは親を失ったのでしょうか。

物言わぬモノクロ写真は、パネル展を訪れる人に戦争の悲惨さ、平和の大切さを問いかけているようでした。

”へいわ21”パネル展2009「沖縄戦」
8/4(火)〜8/11(火) 9:00〜22:00
らいとぴあ21・1F展示コーナーにて

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