はばたけ光の鶴…平和への願いをのせて

2010.08.06.fri/らいとぴあ21

はばたけ光の鶴…平和への願いをのせて

夕闇せまるグラウンドに、浮かび上がる巨大な光の折鶴…。
8月6日。65回目の「広島・原爆の日」に、箕面でも平和を願って光のセレモニーが行われました。闇が深くなるにつれて、光はその輝きを増し、ゆらめく炎に明滅するさまは、まるで息づいているように見えました。
萱野中央人権文化センター「らいとぴあ21」では、この日の午前中に萱野小学校の児童が館を訪れ、平和について学ぶ「へいわ21」が行われました。その際、ろうそくを覆う紙袋に、子どもたちの平和へのメッセージを書き入れてもらいました。
夕方、職員やボランティアが手分けして、折鶴の図案に沿ってろうそく入り紙袋を配置し、着火器具を手に次々と点灯していきました。何しろ数が多く、途中で消えたりするものもあって、作業はかなり大変そう。それでも、何とか全てのろうそくに火が灯りました。
地上からでは見にくいので、参加者は3階の部屋まで上がって、窓から見下ろしました。

「…すごい!ちゃんと折鶴になってる!」

広島ではこの日、灯ろう流しが行われます。同じように、平和への願いを込めた光の鶴。ヒロシマへ向けて、ナガサキへと向けて、箕面からはばたいて行くようでした。

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