2012.08.26.sun/メイプルホール
吉本新喜劇の人気女優・末成由美さんと、箕面の子どもたちが舞台で共演する「みのおキッズシアターwith末成由美」。今年で7回目となるこの舞台が、8月25日(土曜日)、26日(日曜日)の二日間、メイプルホール大ホールで行われました。今回のタイトルは「世にも不思議なナツヤスミ」。
夏合宿で山に来た学習塾の子どもたち。神社へきもだめしに出かける途中で道に迷い、途方に暮れているところに、着物姿の不思議な子どもたちが現われ、一緒に暮らしているおばあさんの元へと導かれます。一方、遅れて合宿に参加することになっていた少年・太郎は、思いがけず現われた自分のおじいちゃんと共に歩いているうちに、同じおばあさんのところへたどり着きます。電気もガスも水道もない山の生活を経験しながら、塾の子どもたちは勉強よりも大切なことに気づき始めます。
そんな中、一人だけみんなと打ち解けられず、勉強のことしか考えていなかった太郎。おじいちゃんは最後の力を振り絞り、みんなと共に生きる大切さを呼びかけます。ようやく太郎も心を開き、みんなと一緒に無事に元の世界に戻ります。
「あのおばあさんと子どもたちは、昔山に捨てられた者たちだった…」
話を聞かされた子どもたちは、生きていることの大切さを知り、互いの絆を確かめ合うのでした。
二日間の公演が無事終了し、メイプルホールのロビーでは出演者を囲む人の輪があちこちに出来ていました。感極まって泣きじゃくる子、嬉しそうな笑顔の子…記念撮影では、とびっきりのいい表情で、何度も何度も切られるシャッターに応える出演者たちでした。
出演した末成由美さんは「共演した子どもたちが年々成長していく姿に、いつも感動させられます。これからもずっと、みのおキッズシアターに関わって行きたいです」と話していました。