箕面市国際交流協会創立20周年 カン・サンジュンさん講演会

2012.12.22.sat/グリーンホール

箕面市国際交流協会創立20周年 カン・サンジュンさん講演会

箕面市国際交流協会は今年、創立20周年を迎えました。記念イヤーの最後を飾るイベントとして、テレビをはじめ多方面で活躍する国際政治学者のカン・サンジュン(姜尚中)さんの記念講演会が、12月22日(土曜日)グリーンホールで行われました。チケットが早々に完売するほど関心の高い講演会に、会場は満場のお客さんで熱気にあふれていました。
 はじめに箕面市国際交流協会の20周年記念式典が行われた後、いよいよカン・サンジュンさんの登場です。「私は客寄せパンダでいいです。私がきっかけで箕面市国際交流協会を知ってもらえればいい」と冗談交じりに話はスタートしました。
 今回は「越境する力 − 多文化主義の未来」と少しむずかしそうなテーマがついていましたが、地域社会での国際交流がなぜ必要なのか?をユーモアを散りばめながらわかりやすく話していただきました。講演後の取材でカン・サンジュンさんは「箕面市は人口13万人の小都市ながら80もの国と地域から二千人以上の外国人市民が暮らす、まさにグローバル社会そのものです。外国人市民が持つ能力や可能性をもっと活用すれば、地域社会は活性化する事ができるはず。今、箕面に住む留学生が将来、母国の中核を担う存在になるかもしれない。その時に箕面でのいい経験が日本の印象を良くし、交流の広がりのきっかけになるかもしれない。また、箕面が気に入って住み続けて、地域を支える人材になってくれるかもしれない。だから外国人市民をそんな可能性をいっぱい持った宝と考えれば、箕面市はもっと活性化することができるはず。」

箕面市国際交流協会は来年5月に小野原西地区に完成する箕面市立多世代交流センターに拠点を移し、外国人市民の地域参加を促すとともに人々の出会いと交流の場として活動の幅を広げていく予定です。

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