2013.01.24.thu/箕面市立グリーンホール

「能楽堂へ行こう!!」と題した謡と小鼓体験講座が箕面市立グリーンホールの大会議室で行われました。
これは、箕面市在住の大倉流大鼓方 山本哲也さんと幸流小鼓方 成田達志さんが、もっと能を身近に感じてもらおうと立ち上げたユニット「TTR能プロジェクト」主催の講座で、2回のお稽古と、舞台観劇がセットになっています。
1月17日に行われた1回目の講座では、能の基礎知識と観劇する演目「松風」についてのレクチャーがありました。
2回目のこの日は、「松風」を実際に謡い、小鼓を打つ実践講座。箕面市をはじめ、吹田市、豊中市から集まった10人の受講生の中には、2010年に始まったこの講座に毎年参加されているという熱心な能楽ファンのかたもいらっしゃいました。
奥の深い能の演目を、一節だけとはいえ2時間ほどでマスターすることはもちろんできませんが、ときおりポン!ときれいな鼓の音が響くと満面の笑みを浮かべ、受講者のみなさんは本当に楽しそうでした。
講座の最終回は、1月27日(日)、大槻能楽堂でのTTR能プロジェクト10周年記念公演「松風」の観劇です。実際に習った演目ということでみなさん楽しみにされていました。
講師の山本さんと成田さんは「能は知ると楽しい、観て楽しい。でも本当はやってみたらもっと楽しいんです。来年も箕面市で講座を開けたらと思っています。敷居が高いと思わずにお気軽に参加してください」と話していらっしゃいました。