2013.08.03.sat/グリーンホール
「五体不満足」などの著書で知られる作家の乙武洋匡(おとたけ・ひろただ)さんの講演会が、8月3日(土曜日)午前11時から、グリーンホールで行われました(主催:箕面市教職員組合)。
講演のテーマは「子どもたちのためにできること−みんなちがって みんないい−」。車いすに乗って舞台に登場した乙武さんは、お子さんとのエピソードや、教師として勤務した小学校での体験を通じて感じたことを、観客に語りかけました。
箕面市では、障害を持った子どもが地域の学校の普通教室で一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」に力を注いでいます。乙武さんは「箕面市の取り組みは先進的」と評価し、「どうしたらいっしょに学べるかを考えること、そこに大切なことが詰まっている」と思いを語りました。
質疑応答では、会場から寄せられた子どもの教育環境についての悩みに、乙武さんは真剣に考えながら答えていました。
1時間半の講演は、あっという間。「聴いていただき、ありがとうございました」丁寧に頭を下げる乙武さんに、惜しみない拍手が送られました。