鷹渡りの季節です。ただいま観察中!

2013.09.18.wed/聖天展望台(西江寺裏山)

鷹渡りの季節です。ただいま観察中!

 高い秋の空の上昇気流に乗って舞い上がる鷹。この時期、日本列島や、中国・ユーラシア大陸などで無事に繁殖を終えたサシバ、ハチクマなどの鷹類が、立派に育った若鳥とともに、越冬地の東南アジアへ大移動します。
 弱い北東の風が吹く穏やかな日を好んで渡る鷹たち。箕面の上空も大移動のルートになっています。北陸、中部地方から、琵琶湖、京都、高槻、茨木の北摂山脈を通り、勝尾寺方面から箕面山一帯を通過して、六甲山、淡路島方面をめざし、日本列島に沿って南下し、昆虫やハ虫類など、えさが豊富な東南アジア方面へ移動していきます。
 聖天展望台は、その渡りの絶好の観察スポット。この時期、マニアのみなさんが望遠鏡を持って、待ち構えています。 
 「お、来たんちゃうか?」「あれは、カラスや」「ちゃうちゃう、その奥の方、サシバや!」
 毎年お彼岸の頃が箕面上空の渡りのピーク。ミンミンゼミの鳴き声が響く山の展望台で、今日も観察は続けられます。

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