大盛況!「リサイクル着物市」

2020.09.19.sat/箕面市立メイプルホールロビー

大盛況!「リサイクル着物市」

 障害のある人もない人も共に働く「豊能障害者労働センター」は、箕面市内に4軒のリサイクルショップを運営するほか、定期的にバザーも開催しています。その中の一つ、「リサイクル着物市」が行われました。
 着物には、冠婚葬祭や、お宮参り、成人式など、さまざまな思い出が詰まったものが多いですが、生活様式の変化や時代の流れを受けて、タンスの中にしまったままになりがちです。そんなタンスに眠っていた着物に、「もう一度と生き生きとよみがえってほしい」と感じているかたから提供されたものを販売するのが「着物市」です。着物はもちろん、帯や反物、和装小物などがたくさん並ぶとあって、着物好きのかたや、着物のリメイクをされるかたに毎年大人気です。
 今年はコロナの感染防止対策として密を避けるため、例年の3分の2程度しか出品されませんでしたが、オープン直前には40人ほどの行列ができていました。
 豊能障害者労働センターの藤田祐子さんは、「買ってくださったかたの中には、帯からウェディングドレスを作ったという人もいました。発想の豊かさにこちらが驚かされます。着物の概念をはずして楽しんでいただきたいです。ものを大切にして、人も生き生きと生きられたらいいですね」と話していました。
 箕面在住の小西裕子さんは「着物が好きなので、今日も楽しみにしてきました。和裁をするので、反物と珍しい柄のコートを探しています。着物が傷んできたらリメイクして、ベストやチュニックを作ります。断捨離をしなければと思いますが、好きなのでつい買ってしまいます」と笑顔で話していました。リメイクは柄合わせが気にならないような、細かい柄のものから始めることがコツだということです。
 また、最近では、バンド活動をしているかたが、ライブの衣装として艶やかな着物を購入されたりもするそうです。

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