2020.11.01.sun/箕面市立メイプルホール大ホール
タッキー816みのおエフエムでは、開局25周年を記念して、東日本大震災復興 箕面チャリティコンサート「人に音を、音に愛を」を、11月1日(日曜日)、箕面市立メイプルホール大ホールで開催しました。
演奏は、バイオリニスト・尾池亜美さん、左手のピアニスト・智内威雄さん。コロナ禍で、座席数を減らし2部制にするなど、感染対策をとりながらの開催となりましたが、多くご来場をいただき、また、ライブ配信にもたくさんのアクセスをいただきました。
プログラムは、ピアノソロによるシューベルト「アヴェ・マリア」、グリーグ「抒情小曲集より アリエッタ」、近藤浩平「海辺の雪〜震災と津波の犠牲者への追悼〜」で東北に思いを馳せ、続いて、バッハ(グノー編)「アヴェ・マリア」、久石譲「風の谷のナウシカ組曲より『遠い日々』『風の伝説』」でバイオリンとピアノの共演、さらにバイオリンソロでの現代曲・坂東祐大「Untitled[Fantastic]2016」ではメロディやリズムがほとんどない楽曲を披露し、会場は初体験の感覚にひき込まれました。そして、智内さんの編曲によるピアノとバイオリンのサラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」、ピアノソロの宮沢賢治「星めぐりの歌」、最後はマスネ「タイスの瞑想曲」の共演で締めくくられました。
コンサートを終え、尾池亜美さんは「最高に楽しいコンサートでした。智内さんの歌声のような片手ピアノとの共演、素晴らしい経験でした。お客さまとの親密な1時間を過ごすことができ、チャリティの気持ちを届けることができました」、智内威雄さんは「尾池亜美さんのヴァイオリンは伸びやかで情熱的な音。レチタティーボの陰影から、朗々と歌い上げるようなアリアまで。楽しかった。とても素晴らしい会になり感謝しています」と話していました。
コンサートの収益は、東日本大震災復興支援として「NPO法人3・11甲状腺がん子ども基金」へ、障がいのあるアマチュア演奏家支援として「第二回左手のピアノ国際コンクール」へ全額寄付します。