新稲地区特産の葉ボタン、出荷中

2020.12.02.wed/新稲4丁目

新稲地区特産の葉ボタン、出荷中

 箕面市の西部にある新稲地区で、特産の葉ボタンが、畑を鮮やかに彩り、出荷が最盛期を迎えています。新稲地区では、山麓の南斜面の日当たりの良さを生かして、昭和28年から葉ボタンを栽培しています。葉が白やクリーム色、紫、赤、桃色などに色づくため、迎春用の生け花や、植え込みに用いられます。
 生産農家の一人 稲治義彦さんは、お父様の代から50年以上葉ボタンづくりを行っていて、およそ2万株を栽培しています。主な品種は、植栽用で葉が細かく縮れている「ちりめん系」と、切り花用で葉が波打っている「丸葉系」があり、12月初旬に「ちりめん系」の出荷が終わり、現在は、「丸葉系」の出荷がピークを迎えています。
 「ちりめん系」の葉ボタンの出荷先の一つに吹田市があり、公園の植栽に使用され、なかでも、千里南公園の葉ボタンの干支花壇は、35年続く名物で、つい先日、植え付けが終わり、来年の干支の「丑」の文字が葉ボタンでデザインされたということです。また、「丸葉系」の葉ボタンは、沖縄に出荷されています。
 今年の出来について、稲治さんは「猛暑と長雨の影響で、例年に比べて良い出来とは言えないものの、品種によっては見事に色づいてくれました。大切に育てた葉ボタンで、良い正月を迎えてほしい」と話していました。
 新稲産の葉ボタンは、「箕面駅前ふれあいプラザ朝市」で、12月17日(木曜日)・20日(日曜日)・22日(火曜日)に、特別販売されるということです。

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