コロナで祈りの演奏を捧げたバイオリニスト横山令奈さん、箕面市長表彰

2021.01.14.thu/箕面市役所

コロナで祈りの演奏を捧げたバイオリニスト横山令奈さん、箕面市長表彰

 2020年4月、新型コロナウイルスが蔓延するイタリア・クレモナの病院屋上でヴァイオリンを演奏し、その模様がインターネットで配信され、世界中から賞賛を受けた日本人バイオリニスト横山令奈さんが、ふるさと箕面に帰国。1月14日(木曜日)、上島一彦市長を表敬訪問し、箕面市から市長表彰を受けられました。
 また、妹で、同じくバイオリニストの横山亜美さんとともに「箕面バイオリン大使」の称号が授与されました。令奈さんはイタリアで、亜美さんは箕面で、今後もバイオリンの演奏や普及活動を続け、箕面市のPRを担っていきます。
 市長表彰と大使任命を受けた令奈さんは「箕面はふるさと。小さい頃は山に行って昆虫採集をしたこともあります。文化的にも理解のある街で、イタリア人も驚くような素晴らしいホールがあり、このような環境で幼少期をのびのびと過ごさせていただきました。それがあって今の自分があると思っています。イタリアに戻っても、箕面のことはいつも心にあります」と話し、亜美さんは「私はイタリアから箕面に帰って、両親が営んできた音楽教室を継ぎ、場所は違いますが姉の背中を見ながら音楽家として活動を続けています。コロナ禍という難しい状況のなかですが、人間は、食べ物や水だけでは生きていけない、心の栄養として音楽は必要だとかたく信じています。今こそ音楽の力が必要なときだと感じています。これからも箕面で、このことを伝えていきたいです」と話しました。
 2021年1月21日には、待望の地元箕面での凱旋公演が実現します。横山姉妹と、箕面出身で、ウィーン在住のピアニスト・杉林岳さんが出演する「ヴァイオリン・リサイタルとトークショー」は、クレモナで演奏された名曲、モリコーネ作曲「ガブリエルのオーボエ」や、祈りと愛の曲の数々を演奏するほか、今のヨーロッパにおける演奏家たちの現状や、箕面市への想いについてのトークショー、また、ヴァイオリン・ミニ講座も企画されています。
詳しくは主催者公式サイト

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