2021.03.05.fri/大阪青山大学、桜井
大阪青山大学で管理栄養士をめざす学生が、箕面のゆずを使用した特製ケーキを開発し、阪急桜井駅前の洋菓子店「グロス・オーフェン」で限定販売しました。
大阪青山大学の健康科学部健康栄養学科で学ぶ4回生3人は、卒業研究のテーマとして、イギリスの伝統菓子ヴィクトリアサンドウィッチケーキを、苺ジャムではなく、箕面特産の実生ゆずのジャムに置き換えて作ることを発案しました。学生たちは、ヒトの五感が嗜好性に与える影響について検討し、より多くの人に好まれるお菓子の開発や商品化を日々研究してきました。実生ゆずが箕面の特産だと知り、素材を知るために、実際に止々呂美のゆず農家を訪れ、収穫の手伝いや加工処理も体験。ゆずマーマレードに合うケーキのスポンジの配合を工夫し、試作品が完成しました。それを、食経験や食環境の異なる10代から60代の男女を対象に嗜好調査を行い、およそ8割から「美味しい」との評価を獲得。よやく自信作が完成しました。
コロナ禍で、学校行事や地域のイベントを利用したPRが叶わない中、なんとか販売できないかと機会を探していたところ、阪急桜井駅前で40年続く人気洋菓子店「グロス・オーフェン」から協力を得られ、3月5日(金曜日)に限定販売が実現することになりました。午前10時から限定220個を1切れ270円で販売。当日は、駅前や店前でちらしを配り、販促活動も行いました。
学生たちは「コロナ禍で活動は思うように進みませんでしたが、このような機会をいただき卒業を迎えられることをうれしく思います。思いがたくさん詰まったケーキをぜひ買いに来てください」と話していました。