2021.08.01.sun/箕面市立文化芸能劇場

8月1日(日曜日)、箕面市船場東3丁目に「箕面市立文化芸能劇場」がオープンしたことを記念して、武蔵野大学教授 大迫弘和さんの講演と、関西学院千里国際中・高等部卒業生などによる芸術パフォーマンスイベントが行われました。
「箕面・ART・地球-すべての子どもたちのために-」と題した記念イベントでは、大迫教授による講演を「箕面」「ART」「地球」の3部に分け、その合間にダンスや演奏を交互に挟むという新しいスタイルでした。
開演のパフォーマンスで、芸術統合集団「BU-TO-O-KAI」による、力強くキレのあるダンスが披露された後、大迫教授が司会で、スムーズに次の講演へと進行。
イベントの中盤では、声楽家・井藤航太さんによる歌声が披露され、テノールが発する透明感のある声が、新ホールいっぱいに響き渡りました。
また、イギリスを中心に活動するヴァイオリン奏者・植田リサさんの演奏では、繊細な弦の音までもが聞き取れるホールの性能の高さが体感できるなど、まさに、箕面とARTが結びつくイベントとなりました。
イベント後のインタビューで、声楽家の井藤さんは「披露したトスティ作曲の曲は、繊細で抑制された表現を求められるため、オペラとは異なる歌い方をしています」と、工夫した点を話しました。
イベントに来場した親子は「歌声も迫力がありましたが、ダンスも印象に残りました。ヴァイオリンの演奏もしっとりとしていて、耳に心地が良かったです」と振り返りました。