「みのおこども文化体験フェア」でジャズピアニスト・石田ヒロキさんがレクチャー

2021.08.07.sat/箕面市立中央生涯学習センター

「みのおこども文化体験フェア」でジャズピアニスト・石田ヒロキさんがレクチャー

 子どもたちがさまざまな文化を楽しめるイベント「みのおこども文化体験フェア」が、箕面市立中央生涯学習センターで、8月7日(土曜日)と8日(日曜日)に開催されました。
 毎年夏休みに行われているこのイベントは、茶道体験や日本舞踊などの日本の伝統文化に触れたり、箏(こと)や楽器の演奏、合唱といった音楽文化、お菓子の作り方などさまざまな体験をすることができます(2020年はコロナ禍で中止)。
 7日(土曜日)には、タッキー816の番組でもおなじみのジャズピアニスト・石田ヒロキさんが講師となったピアノ演奏の体験コース「君も今日からジャズピアニスト」がありました。
 初級コースでは5歳から小学6年生までを対象に、「初心者にも弾きやすいメロディ」と言われている、デューク・エリントンのジャズ・スタンダードナンバー「シ―・ジャム・ブルース」をテキストにして、ブルースのフレーズを練習。慣れないジャズに苦戦していた子どもたちも、練習するうちに音がなめらかに。最後には、石田さんの弾くベースとセッションも行えるほどに成長しました。
 中級コースでは、小学4年生から高校生を対象として開催。ある程度の経験者とあって、同じテキストの「シー・ジャム・ブルース」にも、少しひねりが付け加えられました。参加者は、事前に用意された何種類かの「アドリブフレーズ」を組み合わせて独自に編曲した後、石田さんとのセッションが行われました。しかし、難解なフレーズを選びすぎて、自分の作った曲が弾けなくなってしまった子も。それでも「この曲を間違えずに弾けるように、帰ってから練習します」と、たのもしく話していました。
 今回、子どもたちとのジャズ体験を指導した石田ヒロキさんは、「ジャズは、スイングのリズムといって、リズムが跳ねているのが特徴。ウキウキした楽しさをみんなで一緒に演奏できる、というのもジャズの楽しさの一つです。」とジャズの魅力を話しました。また、コース終了後には、「今年のアドリブは完成度が高かったのが印象的でした。再現するのが難しい所もありましたが、おうちに帰って練習することで、十分ジャズとして楽しんでもらえると思います。」と振り返りました。
 来年の夏休みには、お子さんの文化体験の機会として参加してみてはいかがでしょうか。

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