2021.08.21.sat/箕面市立文化芸能劇場
8月1日に箕面市船場東3丁目にオープンした、箕面市立文化芸能劇場のオープニングイベントが、市民を無料招待して開催されています。
8月21日(土曜日)は、箕面シニア演劇大使で、箕面を拠点に活動するシニア劇団「すずしろ」の公演が行われました。
演目は、すずしろの十八番(おはこ)で、2010年にニューヨークのブロードウェイでも上演した『煙が目にしみる』。原案・鈴置洋孝さん、堤泰之さんの脚本で、さまざまな劇団が上演を重ねる人気演目です。すずしろの『煙が目にしみる』は、脚本の堤泰之さんの了承を得て、大阪弁で書き直し、すずしろらしい脚色で、今回で10回目の上演となります。物語は、桜咲く季節、火葬場を舞台に、ふたりの死者と遺族が織りなす笑いと涙のハートフルコメディです。すずしろでは、昨年、ブロードウェイで、この『煙が目にしみる』を再演することになっていましたが、コロナ禍の影響で中止になりました。そこで、今回は、午前の公演が日本語版、午後の公演が字幕付きの英語版で上演されました。
舞台には、咲き誇る大きな桜の絵がセットとして使用されていました。劇団代表の秋田啓子さんは「生まれたての劇場でみなさんに芝居をご披露できる機会を得ましたことをたいへん光栄に思います。(舞台のセットの)この桜のパネルは17年前、1期生の団員が描いたものです。補強を繰り返し持ちこたえてきました。今日は客席に1期生の先輩がたも来られているかもしれません」と舞台上で笑顔で挨拶していました。
また、来場者の女性は「ほろりとする場面もあり、楽しく観劇しました。シニアのみなさんのパワーがすごい。客席は階段状になっていて、前列の人の頭部を気にせずに観ることができ快適でした」と話していました。
当日の公演は、劇団「すずしろ」のYouTubeチャンネルでも見ることができます。また、劇団「すずしろ」の次回公演は、来年3月に同じく文化芸能劇場で行うということです。
☆シニア劇団「すずしろ」ちゃんねる