大阪青山歴史文学博物館で、北摂の歴史を再発見する公開講座が開催

2021.11.04.thu/大阪青山歴史文学博物館(兵庫県川西市)

大阪青山歴史文学博物館で、北摂の歴史を再発見する公開講座が開催

 大阪青山歴史文学博物館(兵庫県川西市)で、北摂ゆかりの所蔵品を鑑賞し、それらにまつわる話を聞く講座「わがまち北摂再発見」が、11月4日(木曜日)に開催されました。
 この日は一年半ぶりの公開講座ということもあり、待ちわびていた歴史ファン、約40人が参加し、主任学芸員の小倉嘉夫さんの解説を聞きながら展示品を鑑賞しました。
 展示されていたのは、摂津国の名所を絵画と文章で紹介した「摂津名所図会」や、萱野三平がモデルになったとされる、浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」に登場する早野勘平の錦絵、江戸時代の絵師で池田に滞在していた呉春の掛け軸などで、興味深い資料が数多くありました。
 特に、参加者の多くが熱心に見入っていたのは「摂津国神社仏閣案内記」です。今でいうとオススメ観光スポットのパンフレットのようなもので、勝尾寺や箕面山瀧安寺も記されています。
 豊中市から参加したという大学生は、「資料で見た神社仏閣のほとんどが現存していて、歴史が繋がっていると感じた。とても興味深く次回も参加したい」と話していました。

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