みのお八天石蔵ウォークトライアル、初開催!

2022.03.27.sun/箕面山中

みのお八天石蔵ウォークトライアル、初開催!

 勝尾寺の寺領の境界を示すために山中に造られた史跡「八天石蔵」を巡る、ウォーキングイベント「みのお八天石蔵ウォークトライアル」が、3月27日(日曜日)に開催されました。
 鎌倉時代の寛喜2(1230)年、寺領の境界を巡って、村民との争いが何度もあったことから、勝尾寺が周辺の山中に、石積みの壇を8カ所築き、その中に仏像を埋めました。仏像は全て、勝尾寺に非公開で保管されていて、国の重要文化財に指定されています。
 イベントでは、「持国天(じこくてん)石蔵」「軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)石蔵」の2カ所を回るコースと、「増長天(ぞうちょうてん)石蔵」「大威徳明王(だいいとくみょうおう)石蔵」を含む4カ所を回るコースがあり、抽選で選ばれた約100人が参加しました。
 当日は、スタート地点の勝尾寺園地から、同寺副住職が吹くほら貝の音とともに、グループごとに出発しました。各グループには、箕面観光ボランティアガイドが同行し、各石蔵のほか、日本最古の町石や、しらみ地蔵とよばれる背の高い地蔵などの名所で、それらのいわれや歴史を解説しました。
 開催日前日はあいにくの雨となり、ぬかるんだ道もありましたが、箕面の山パトロール隊のみなさんが事前に全コースを点検・整備し、安全に通ることができました。
 参加した70代の女性は「2万歩以上歩きました。仏像に興味があるので楽しかったです。花もたくさん見ることができて良かったです」と感想を話していました。

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