灰で真っ白になりながら…止々呂美特産の「菊炭」作りを体験!

2023.03.08.wed/中政園(下止々呂美)

灰で真っ白になりながら…止々呂美特産の「菊炭」作りを体験!

 とどろみの森学園で特色のある授業の1つに「炭焼き体験」があります。
 止々呂美地域で特産の「菊炭」を作る体験に、参加を希望した40人の6年生が、3月8日(水曜日)、「窯出し」と呼ばれる、完成した炭を取り出す作業を行いました。
「菊炭」は、切り口が菊のもようをしていて、燃えて白い灰になっても、模様がしっかりと残るのが特長です。
 工程は約3カ月になり、炭に使用する「クヌギ」の加工から始まり、2月下旬には木材を窯に入れて火をつける「窯入れ」という作業を行いました。そこから三日三晩、火を入れ続けて焼き、水分を飛ばしていきます。その後、窯の入り口を塞ぎ、徐々に窯の温度を冷まします。
 「窯出し」に参加した児童は、灰を全身に被りながらも楽しそうに窯の中に入って作業を行い、「温かい!」「大きい!」「中はレンガかと思っていたけど、土だった!」といった感想を話していました。また、持って帰った炭を「バーベキューに使いたい」といった声のほか、「冷蔵庫に入れて、どれくらい脱臭効果があるか試してみたい」と期待いっぱいに話していました。
 炭焼き体験の場を提供している中政園の中上忠彦さんは「家で完成した炭を見て、灰だらけになったことを思い出してください」と、貴重な体験ができたことを、参加した児童に呼びかけました。現在、箕面市内で稼働している炭焼きの窯は中政園だけだということです。

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