外国人市民の医療通訳などをサポートして20年「みのお外国人医療サポートネット」

2022.11.19.sat/コムカフェ(箕面市立多文化交流センター)

外国人市民の医療通訳などをサポートして20年「みのお外国人医療サポートネット」

 2002年の設立から20年間、箕面の外国人市民に寄り添い、病院での通訳や付き添いなどのボランティア活動を行う「みのお外国人医療サポートネット」(設立当時は、みのお医療通訳ボランティアネット)が、11月19日(土曜日)、創立20周年記念の会を開催しました。
 1990年代に、箕面市の外国人市民の増加に伴い、市民グループによる外国人市民への生活相談が行われていました。当時から外国人市民が日本で生活していく上で、言葉の問題があり、病院では十分な医療を受けることができませんでした。
 このような問題を解決し、誰もが安心して治療が受けられるよう、病院への同行と通訳を行う医療通訳ボランティア活動を続けています。現在は、みのお外国人医療サポートネット、箕面市医師会・箕面市文化国際室・箕面市国際交流協会の4者協力体制で、外国人市民の医療をサポートしています。
しかし、近年は、通訳ボランティアの高齢化や、少数言語の通訳依頼などが課題となっているといいます。
 式典に参列した現役ボランティアのかたは「抱えている悩みを共有することで、文化や習慣も理解できるようになります。自分が通訳として同行したことで、安心して、笑顔で帰ってくれることが、何よりうれしいです」と、話していました。
 みのお外国人医療サポートネット事務局長の中本剛二さんは「言葉に不安を感じているかたがいれば、気軽に連絡をください」と外国人市民に呼びかけました。

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